こんにちは。しょへです。
僕は現在、インターネット広告事業で起業し、今はそれのみでご飯を食べています。
しかし、その事業で食べていけるようになるまで生活費を工面するために2020年3月~2021年7月まで神奈川県の横浜市エリアでウーバーイーツ(Uber Eats)をやっていました。
そこでこの記事では実際にやってみた体験談をもとに
- ウーバーイーツのメリット・デメリット
- ウーバーイーツ横浜は配達員は稼げるのか
などを解説していきます。
ちなみにエリアとしては神奈川県横浜市の
- 中区(中華街・関内エリア)
- 西区(横浜駅・みなとみらいエリア)
- 南区
あたりになりますが、基本的には全国どこの地域でも当てはまることだと思いますので参考にしてみてください。
そもそもウーバーイーツ配達員とは?
そもそもウーバーイーツは聞いたことがあるけどいったいどんな仕事なのかわからない人のために、すごーく簡単に説明すると「料理を運ぶ仕事」です。
アプリを使ってお客さんが注文した商品をレストランなどの飲食店の店舗まで取りに行き、そのままお客さんの自宅や指定した住所まで届ける仕事です。
寿司屋やピザの出前のアルバイトなど想像していただけるとわかりやすいと思います。
ただ、寿司屋やピザの出前と大きく違うところは
- アルバイトや正社員などの時給制や月給制ではない
- 配達する飲食店は1店舗だけでなく、複数店舗ある
というところです。
アルバイトなど正社員などの雇用形態ではないので、時給や月給などの働いた時間によって決まった給与が貰えるのではなく自身が配達した回数によって報酬が変わる「成果報酬型」の仕事になります。
立場としては「個人事業主」という位置づけになります。
また、ピザ屋や寿司屋の出前などのアルバイトは基本的にその店舗のみの注文を運ぶだけになりますがウーバーイーツ配達員はウーバーイーツに登録した全ての飲食店の注文を配達する仕組みになっています。
- ウーバーイーツアプリを使ってお客さんが注文
- 飲食店が注文を確認、料理開始
- 配達員専用アプリで配達依頼通知が届く
- 注文店舗まで料理を取りに行く
- 配達先に届ける
- 配達完了、報酬GET
だいたいこんな流れになっています。
1回の配達における報酬
配達1回における料金は距離に応じて違ってきますが、だいたい300円~700円程度です。
配達距離が長くなればなるほど、報酬も高くなってきます。
だいたい運ばされる距離も1㎞~5㎞くらいです。
ときどき、とんでもない距離を走らされることもありますが、、、
2021年5月10日までは
基本料金+距離に応じた距離料金=1回の配達報酬
という計算しやすい報酬だったのですが、5月から料金体系が変わりちょーーーややこしくなりました。
その料金体系もどういう仕組みで計算しているのかも非公表になったため、自分で報酬1回の配達がいくらと詳細に計算することができなくなりました。
かなりブラックボックス的な料金体系になったので嫌な感じはあります。
ただ、だいたい300円~700円くらいだと思っていただければ大丈夫です。
基本は上記くらいの料金でそこに
- ブースト
- クエスト
- ピーク
と呼ばれるインセンティブ報酬がつくことがあります。それを加えると800~1000円くらいの配達料金になることもあります。
だいたい雨の日やランチ・ディナータイムなどの混雑時にインセンティブが付くことが多いですね。
ウーバーイーツ横浜エリアの配達員をやってわかったメリット
ウーバーイーツは新しい働き方として注目されつつある職種です。
このコロナの状況で職を失い、ウーバーイーツ配達員として転身している方も多いです。
そこで僕が今の本業が安定するまで、生活費を工面するための手段として選んだ理由や横浜エリアでウーバーイーツ配達員としてやってみて感じたメリットを記載していきたいと思います。
自由な時間に働ける
上記で説明した通り、月給や時給によって給与が支払われるのでなく、配達回数に応じで報酬が支払われるので決まったシフトなどがなく自分の好きな時間に働くことができます。
1回も配達することがなくても、特にペナルティはないですし、逆に1日中配達している専業でやっている方もいます。
「今日はたくさん働きたいからたくさん運ぼう」
「なんかだるいから今日はやめとこう」
などの気分によって働けるので凄く融通の利く仕事になります。
僕は今の本業(WEBマーケティング)で食べていけるようになるまで生活費を工面するための仕事としてやっていました。
なので本業に集中したいときには休み、「そろそろ働かないと生活費がヤバい」となったら働くという形のスタイルを取っていました。
コミュニケーションが全く必要ない
ウーバーイーツは業務中に会話という会話をしません。
基本的には
- 店舗の人に注文番号を伝える
- 配達先に届けるときのお客さんへのお礼
くらいです。
なにかトラブルがあったときはお客さんやお店の人、ウーバーのサポートセンターと連絡を取る時はありますがそれ以外はほぼ人とコミュニケーションを取る機会はありません。
誰とも喋りたくない、コミュニケーションが苦手という人には凄くおすすめです。
逆に「誰かと一緒に仕事したい」「誰かと喋りながらやりたい」という人はあまり向いていないかもしれません。
凄く気楽
上記でいったように好きな時間に働ける、誰とも喋らなくていいという点から凄く気楽に働くことができます。
ウーバー側からも何か問題を起こさない限りは連絡が来ないので、「ウーバーに所属している」という感覚はほとんどありません。
また、昔はパートナーセンターというところにいって登録手続きをしなければ働けなかったのですが、今はコロナ禍の影響もあり、すべてがオンラインで手続きをすることができます。
そのため、ウーバーを始めるのに余計な手間やどこかに行く必要がなく、わずらわしさがほとんどないです。
急な出費にも対応できる
ウーバーイーツでは1週間で獲得できた報酬が次の週には振り込まれる仕組みになっています。
そのため、なにか緊急の費用が必要になったときはその週に働けば次の週には振り込まれるので、便利です。
そのときだけ働いてほかの期間は一切やらないという本当にお小遣い稼ぎ的な感覚でやっている人も多いです。
おいしそうなお店をたくさん知れる
ウーバーイーツに登録している店舗は2021年5月時点で10万店舗を超えています。
そのため、やっているうちに全く知らなかったお店や、隠れた名店など「こんなところにこんな店があったんだ!」とかなり色々なお店を知ることができます。
配達時に知ったお店に後日、お客としていくのも楽しいものですよ。
ウーバーイーツ横浜エリアの配達員をやってわかったデメリット
ウーバーイーツにはメリットもさまざまありますが、デメリットもしっかり存在します。
また、僕個人的な意見としては副業や学生のお小遣い稼ぎとしてやる分にはすごくいい手段だと思いますが、本業としてやるにはデメリットの方が大きいと感じています。
もちろん、僕自身、今の仕事で食べていけるようになるまで本当にお世話になりましたし、感謝もしています。
ですが、ウーバーイーツを本業としてやっていくことを検討している方はしっかりとデメリットも熟考することを強くすすめます。
横浜は坂道が異常に多い(体力が必要)
これは横浜エリアに限った話なのですが、横浜は異様に坂道が多いです。(しかも急坂…)
そのため、絶対に「バイク」か「電動自転車」を使うことをおすすめします。
普通の自転車でやるのも良いと思いますが、かなりきついので覚悟しておくことが必要です。
また、一日中やる場合は電動自転車でもかなり体力が必要になったり、途中でバッテリーが切れた時に地獄を見るのでバイクの方がいいかなーとは思います。
整備代やガソリン代などのランニングコストはかかりますが、体力面に不安を感じる方はバイクも検討しましょう。
自転車で1日中、しかもほぼ毎日やっている方もいますがマジ尊敬します。。。
今はさまざまなところで電動自転車やバイクレンタルサービスが展開されているので、そういったサービスを調べてみるのもありです。
つぶしがきかない
ウーバーイーツならびにフードデリバリーに必要な技術は
- GoogleMAPを見て、注文店舗まで行く
- GoogleMAPを見て、配達先まで行く
基本的にこれができれば誰でも出来てしまう仕事です。
また、今のナビアプリもかなり進化しているので行き先を指定すればルートを完璧に教えてくれるのであまり迷うこともありません。
そのため、身につけられるスキルが非常に少ないと感じました。
僕が実際にやってて身についたかなって思ったスキルは「住所や行き先を見てナビなしで瞬時にルートを判断できる」くらいです。
また、それもその地域限定であり、1~2ヶ月くらいやっていれば誰でもできることだと思います。
そのため、フードデリバリーを辞めて違う職種や業界に転職したいとなった時につぶしが全くきかない職業だと思います。
また、メリットでもある「コミュニケーションが必要ない」ので誰かと意思疎通をする機会が失われ、また会社勤めをする際に苦労することが増えると思います。
将来的に報酬が下がる可能性がある
上記で言った通り、ウーバーイーツは誰でも気軽に始められ、特にこれといった技術も必要ないため参入ハードルが凄く低いです。
今はまだ物珍しさや不信感などがあり、やることに抵抗を持つ人も多く、需要と供給のバランスは需要の方が多い状態です。
そのため、報酬も高めに設定されています。
しかし、今後4~5年くらいたつと「フードデリバリー」という職業も一般的になると推測しています。
そういった唯一のハードルがなくなったときに配達員も増加し、いずれは需給のバランスが取れてきて報酬もそれ相応の料金になるのではないかと思っています。
事実、2021年5月に改訂されたウーバーイーツの料金体系は報酬が安くなり、一般的には「改悪」と呼ばれています。
今は時給換算でいうと1500~高くて3000円くらいですが、そのうちに1000~1500円と他のアルバイトとあまり変わらない報酬になるのではないかと思っています。
注文が常に入るとは限らない
当たり前の話ですがお客さんが注文しない限り、配達依頼はきません。
ランチやディナータイムは注文数も多く、常に依頼を受けることができますが、それ以外の時間帯は注文数がかなり減ります。
そのためそのときによってはほとんど配達することができないということもあり得ます。
ひどいときで2時間待っても1件も配達依頼が来なかったということもありました。もちろん、配達回数に応じてなので報酬は「0円」です。。。
そういったときは素直に辞めるか、電子書籍やアプリなど時間を有効活用できるものを持っておくといいかもしれません。
常に危険と隣り合わせ
僕が一番危惧しているのはこれです。
自転車やバイクは車道側から見れば「交通弱者」です。
少しでも接触すれば、大けがする可能性がかなり高いです。
トラックなんかが横切ったときは本当に怖いです。
配達員を嫌っている人も少なからずいるので、無理な幅寄せをしてくる方もいます。
そして歩道側から見れば「交通強者」です。
人を轢いてしまうというリスクも背負っています。
つまり、いつでも被害者になり、加害者にもなりうる危険性をはらんでいるということです。
また、そういった事故にならなくても転倒してケガをする可能性もあります。
ウーバーイーツおよびフードデリバリーをやる際には必ず保険に入っておくことを強くすすめます。
ウーバーイーツ横浜は稼げる?
稼げるの定義は人それぞれなので、客観的に時給換算をするとだいたい1500~2000円が横浜エリアで僕がやっていた時の相場です。
もちろん、いつでも1500円というわけではなく、ピークタイムや雨の日などは2000~3000円、暇なときは0~1000円くらい、平均して1500~2000円くらいかなという感じです。
- ピークタイム(11~14時,18~20時)
- 雨の日
- 土日
の時間帯で働けるのなら1日8時間・月20日間労働で30~40万くらいは稼げるんちゃうかなーと思います。
また、本気でやるのなら横浜よりも東京の方が注文数も多く、坂道もほとんどないので東京でやることも検討しておいた方がいいです。
横浜は坂道分、報酬を上げてほしかった…
ウーバーイーツでできる自由時間を有効活用しよう
これはあくまで僕の主観であり、僕自身がやっていたことも含まれるのですがウーバーイーツにあっている人は
- 学生などのお小遣い稼ぎの人
- 副業を検討している人
- 違う事業をやっていてそれまでのつなぎの人
- コミュニケーションが苦手な人
- 今すぐ現在の仕事をやめたいけど転職先がまだ決まってない人
- 人生の休憩をはさみたい人
などの人にはぴったりかなーと思います。
またウーバーイーツは自分の好きなように時間を確保できるので、その時間を有効活用するのも良いと思います。